箱入り娘。


アタシの世界は小さな箱だった。

箱がアタシの世界で、
箱の外には、
まだ、世界があるらしい。

小さな箱から少しだけ、
顔を覗かせる。

それでも、
箱の中のアタシは、
それを知らない。

いっそ、飾り物の人形ならいい。

キラキラの光る髪。
じっと見つめるガラスの目。
何も言わない口。

けど、そんなのは理想であって、
ホントのアタシは積み木でできている。

積み木であるアタシは、
ひどく、バランスが悪くできていて、
箱から外を覗いたひょうしに、
風に吹かれて、あおられて、
崩れてしまった。

残ったのはパーツになったアタシ。

アタシはアタシを組み立てた。

もう一度、始めから。

今度は、箱の外を目指すように、
風にあおられることを知りながら。

広い世界を感じることのできるように。

古いパーツに、
新しいパーツを加えて。

組み立てたの。

小さな箱がアタシの世界。

でも。

もう、
箱の中にはいられない。


なんだろうなぁ〜これは、ずっと訴え続けていきたいこと。かな?ちょっと槇原さんの「僕が一番欲しかったもの」がかなーり、影響してるっぽい。

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